アジリオスを使用した圧送管の点検調査

2021年2月26日金曜日

押込式カメラ/アジリオスを使用した圧送管の点検調査

🤔みなさま、圧送管の点検方法に悩んでいませんか・・❔❔

圧送管の点検ならこれ!
首振り式・長距離押込みカメラ アジリオス

どこが圧送管に向いてるの?
  • 長いケーブル➡ケーブルの長さが100m!!長距離布設である圧送管に適している。

  • 首振り式のカメラヘッド➡φ50の小型にもかかわらず首振り式で側視可能!腐食は管頂側で発生するため側視を用いて管頂を確認する必要がある。一般的なΦ75の空気弁から挿入が可能

  • 多機能な装備➡レーザー、スキッド、ターンロッドで様々な状況でも調査を可能にする!


圧送管の事故

近年、モルタルライニングダクタイル鋳鉄管が使用されている圧送管路で
硫化水素が原因の漏水や道路の陥没事故がたびたび報告されています。

出典:国土交通省

圧送管における維持管理の問題

  • 点検機材を入れるための開口部が少ない
  • 1スパンが数㎞に及ぶこともある
  • 常時満流である


などから、自然流下の管きょと同じ点検技術では対応が困難で、維持管理に多くの問題があります。
そこで、平成30年に圧送管路を対象とした調査方法のガイドラインが発刊されました!


ガイドラインに沿った維持管理

ガイドラインは以下の2つで項目で構成されています。


①机上スクリーニングによる腐食箇所の抽出

管路内で腐食が起こる場所は、下図のような管内に気相部が存在し新鮮な空気の出入りがある箇所に限定されます。
そのため気相部のない満流状態であれば硫化水素が気相中に放散されることはなく腐食は発生しません。
そのメカニズムを踏まえて下図のように動水勾配線を引き、満流にならない気相部を特定し、机上スクリーニングで腐食危険推定箇所を抽出します。

②腐食調査方法の技術
机上スクリーニングにより抽出した箇所を【アジリオス】を使って圧送管路内の状況を視認調査します。


アジリオス製品紹介

現場事例


Case 1  送泥管

送泥管とは処理場から処理場へ汚泥を送るための圧送管です。

本現場は空気弁からカメラを挿入しました。

圧送管の空気弁は一般的にφ75ですが、このカメラヘッドはφ50のため空気弁からの挿入することが可能です。


直視画像です。
管種:モルタルライニングダクタイル鋳鉄管
管径:φ350㎜

カメラヘッドの外径は50㎜と小型のため、圧送管の中に汚れや水位が有る場合、 カメラが水没して管内を視認調査することが出来なくなってしまいます。 そこでブラシスキッドを取り付けます。


汚泥が堆積していても、ブラシスキッドがカメラを嵩上げしているため、 視認性は確保できています。


側視画像です。継ぎ目が良くわかります。



Case2  下水圧送管

この現場の圧送管は、空気弁から空気弁の間が300mと長く上流側はポンプ室となっていました。
1スパンが長い典型的な圧送管です。

現場状況です。上図左の写真はポンプ室、右の写真は空気弁となります。



カメラの挿入

直視画像です。
管種:エポキシ樹脂粉体塗装のタグタイル鋳鉄管
管径:φ300㎜

今回の現場は、清掃が目的でした。左が清掃前、右が清掃後の写真になります。
管内を視認することで清掃効果の確認もできます。



その他の動画


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